祈りの社 岩津天神

毎月25日合格祈願特別祈祷 1、15日病除・健康祈願特別祈祷

天神さん四季だより

「曲水の庭を、小人になって散歩する」

境内西の「曲水の庭」。小山あり水のせせらぎあり、森羅万象を表しているのかも。
ある角度から見てみると...あっ、これは! 「ひょっこりひょうたん島」、現る。
秋の心地良い一日、島の住人・小人となって散歩を楽しみました。

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コケを小人目線で見てみれば、まるで緑色の花畑。

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こちらは何だか松のよう。私は松の樹冠を上空から見下ろしているのです。

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まさに「曲水の庭」。見事に"曲"ってます。

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小川のほとりの小山の森の奥に、小人の住む家がありそうです。

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曲水の流れを島民達は、枯れ葉を小舟に、シダを橋に。

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(平成29年10月10日取材)

天神さんの町に見る天神さんの風景

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青木町、青木橋。天神さんへの南の玄関口といったところでしょうか。
欄干に牛さんがおわします。門番?

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天神橋。豊田からここを渡ると岡崎市。ドドン!と「岩津天神」の文字が出迎えてくれます。

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岩津商店街の作業衣屋さんのオリジナル製品、「すべらない手袋」。
キャッチコピーに「がんばれ!受験生!」とあります。
定価555円は「合・合・合(合格)」を掛けているのだとか。

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老舗旅館に併設した小料理屋さんの看板にも梅模様。この坂を昇ると天神さんです。

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岩津学区子どもの家の壁面に、天神さんの絵を発見。
岩津の子どもが描いたのでしょうか。鳥居の横に女の子がいます。
作者はきっと女の子ですね。

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県立岩津高等学校の校門にも梅の模様が。「美の宣言校」とあります。

(平成29年9月29日取材)

「献燈祭」 三日月と、竹の灯りと。

今宵は献燈祭。
くれなずむ境内に浴衣姿の老若男女が、のんびりと散策を楽しんでいます。

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おや、浴衣の人には梅カルピスが振舞われる?
普段着の私は幸いにして、偶然に居合わせた知人にご相伴に預かりました。
一口。美味い! 夏の疲れが吹き飛ぶかのよう。クセになりそうです。
そういえば、天神さんだから梅味なんだ。今さらかも知れないけど、なるほど。

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竹でできた雪洞に火が灯されます。
これもきっと神職さんや地元の皆さんが準備されたんだろうなぁ。
日が暮れるにつれ、境内は幻想的な光に包まれます。
光の遊歩道現る!
坊やが一人、興奮しています。灯の消えた雪洞を見つけると、
神職さんに大急ぎで報告しています。
気持ち、分かるなぁ。


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ふと東の空を見やると、昇りつつある三日月が。
暈(かさ)を被っているけど、もう少し高く上がれば
光遊歩道に入れて写真が撮れるかもしれません。挑戦!
空が暮れるにつれ、陰影がはっきりしてきました。
三日月を指揮者に、遊歩道オーケストラが合唱しているかのようです。

浴衣でなくて正解。何せ私、石畳に寝っ転がって撮影したのです。仰向けで。
※「寝っ転がったら?」とアドバイスをくれたのは神職さんです。
(平成29年8月25日取材)

※岩津天満宮の「献灯祭」について詳しくはこちら

天神さんの蓮池、蓮の花

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残暑の境内、名残の蓮花

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(平成29年8月6日取材)

登場人物として描かれるということ 『柄澤照文「四」屏風展』

「大正五年の岡崎まち屏風」「岡崎城下町図」「足助山車まつり図」「三河一向一揆図」。
柄澤照文さんの渾身の作品たちが、一堂に会します(会期:9月30日まで)。
見入ります、魅入ります。何度も拝見したけど、その都度新しい感動があるのです。

柄澤さんは、水の色や水辺の人々の様子でも世相を表現しているみたいです。
「大正五年」の水の色はペパーミントグリーン。
子ども達が魚すくいやタライ舟に興じています。
岸辺でのどかに憩う一家の坊やが手にしているのは「木の芽田楽」。

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「城下町屏風」の川は藍色。お花見を楽しむ一家の毛氈の赤との対比の鮮やかなこと。
しかし「一向一揆」の中に、遊ぶ子どもの姿は見当たりません。
それどころかどの登場人物も怖い目をしています。

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おや、「大正五年」に、牛と睨み合っている御仁がいます。
当時、牛馬と人は近しい関係にあったんだろうなぁ。

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龍城神社の北に「にわとり坂(明治8年11月開通)」なるものを発見。
何だろう、これ。鶏? それとも「庭」とか「丹」を使った他の何か?
今度この辺り、歩いてみよう。

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NHKの紹介番組のなかで柄澤さんは、なぜ屏風を描くかの問いに対し
「たくさんの人物を描けるから」と答えていらっしゃいました。

以前、同じく三河の作家さんが描く群衆の一人に我が姿を発見し、
大喜びしたことがあります。
その感動をひもとくと、絵の中に、まるで千年の齢を得たような...。
柄澤さんの屏風の登場人物たちも喜んでいるに相違ありません。

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これで完成。正直言ってちょっと寂しい。
「制作中展」で柄澤さんが屏風を作り上げていく過程を何度も拝見するうち、
自分も制作に加わっているような気分になっていたんですね。
でも、柄澤さんの中には次なる構想があるみたいです。
またたくさんの"登場人物"と会えるのです。
いやいつか、自分も登場人物の一人になれたらいいな。

(平成29年7月26日取材)

※屏風絵は岩津天満宮洗心の間と余香殿なおらいにて展示中です