祈りの社 岩津天神

毎月25日合格祈願特別祈祷 1、15日病除・健康祈願特別祈祷

天神さん四季だより

今年の吉方は南南東

旧暦で一年の始まりの「立春」。
岩津の天神さんでは「節分祭」に続いて「吉方祭」が行われました。

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今年の吉方は「南南東」。
境内の水掛け牛を、総代さんがググイと神妙な面持ちで南南東へ回します。
今年はなぜかこの方角ばかりに旅に出るなあとか、
縁があるなあという時がありますが、
なんだか不思議と呼び寄せられる、自分にとっての吉方なんでしょうね。

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見た目も鮮やかな五色の御幣を手にした宮司さんが、
さっさっさと魔を祓い福を呼び寄せます。
かたい蕾だった梅もほころび、
新しい春にむけての準備万端です。

(2018年2月3日取材)

福よ来い来い節分祭

2月3日は岩津天神の節分祭。
一日節分の様子を密着してきました。


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退治されるはずの鬼も今日ばかりは大人気です。
相撲取りに抱っこされると丈夫な子に育つという言い伝えのごとく、
次から次へと、鬼の抱っこ待ちのお母さん達の長蛇の列が。


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岩津天神の縁の下の力持ち、バッチリ決めた総代さん達をパチリ。


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スクープ映像、着替えという名の、鬼さんが生まれる瞬間です。



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出陣前。気合十分。


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拝殿では追儺(ついな)の儀を見ることが出来ました。
平安時代から続く、鬼を払うための儀式です。
鬼門と裏鬼門にむかって、神職さんがビンッと弓の弦(つる)を鳴らします。
節分というと豆まきが注目されますが、
岩津の天神さんでは、平安時代さながらの儀式も執り行われているのです。

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福を求める人々で、境内は大賑わい。
「鬼は外!福は内!」のかけ声とともに、青空に放物線を描く福豆。
あちこちから「こっち!こっち!」と声があがり、
子どもも大人も福を求めて盛り上がります。
私も一袋のみ、何とか見事に顔面に当たったお豆を頂くことが出来ました。

今年も福の多い、いい年になりますように。(2018年2月3日取材)


※次回は「吉方祭」を紹介します。


初天神

1月28日は初天神。
昔は初天神がお正月のようだったそうです。



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お神楽

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お神楽ご奉仕の皆さん



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岩津天神太鼓もにぎやかに


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(平成30年1月28日取材)

ひらひらと水の流れに舞う 「人形さん(ひとがたさん)」

今日も天神さんは小春日和。曲水の庭に赤い御幣が掛けられ、
まるで粧っているかのようです。

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厄除大祭の人形流しの舞台。人形、「ひとがた」と読みます。
厄年のお祓いを受けた方々の厄を、人形さんが流してくれるのです。

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すぐ水に溶ける特殊な紙で出来た人形さん。
ここに氏名、年齢を記入し、
「1.右手に人形を持ち、ご自身の左肩から右脇へ
2.左手に持ち替えて、ご自身の左肩から左脇へ
3.右手に持ち替えて、ご自身の左肩から右脇へ撫でます」
最後に三度息を吹きかけ、曲水に流します。
しばし舞うようにひるがえり、流れの中に消えていきました。
何というか、儚いというか、けなげな...。

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境内には先日の雪の名残がちらほら。
水の流れはいっそう清かったのではないでしょうか。
見上げれば梅の小枝にピンクの蕾。そろそろ開花も近そうです。
(平成30年1月15日取材)

※岩津天満宮「厄除け大祭」についてはこちら

千年の感謝をこめて 「白太夫祭」

社務所前にある小さなお社が気になっていた人は多いはず。
「白太夫社」とあります。

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瞬時に白髪の上品なお爺さんを思い浮かべたのは、私一人ではありますまい。
延命長寿の神様です。
岩津の天神さんは病気平癒(病除け)の神様でもありますが、長寿のご利益もあるのです。
健康で長生きという理想の生き方を願い、この日も多くの年配の方がお詣りしていました。


改めてお社を上から横から、まじまじと拝見してみましょう。
小さいながら荘厳な造り、抜群の風格。細部に施された意匠も素敵です。

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白太夫・味酒安行公、(しらだゆう みさけやすゆきこう)、菅原道真公の門人。
道真公に最後まで仕え、亡くなった後に太宰府天満宮を創建してお祀りした人。

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1月9日、白太夫祭が粛々と執り行われました。
生憎の雨模様でしたが、午前8時に祭事が始まると、不思議なことに突然ぴたりと止んだのです。

白太夫は百歳近い長寿を全うしました。
白太夫の御子孫である味酒家は今も続き、
現在42代目の味酒安則(みさけやすのり)さんが太宰府天満宮の禰宜をお務めです。
道真公が亡くなったのは延喜3年(903)ですから、少なくとも1110年以上続く由緒あるお家柄。
白太夫様は長寿に加え、家系繁栄の神様なのかも知れませんね。

(平成30年1月9日取材)